ふとした瞬間に、毎日の暮らしを振り返ると
こんなに大量のプラスチック製品を使っているのかと
あらためて驚くことがあります。
東京にあるプラスチック循環利用協会によると
日本における2019年の廃プラスチックの総量は、約850万トン。
なかでも、再利用できずに焼却や埋め立て処分にされるものは約125万トンと
全体の約15%を占めています。
これまでリサイクルが難しいとされてきた廃プラスチック。
国内建材大手メーカーLIXILでは
再生材としての循環利用ができるように開発が進められ
2022年に実用化に入るそうです、おおきなニュースですね。
再生材は、廃プラスチックと廃木を混ぜたもので
木材のような茶色い見た目をし、道路の路盤材や、住宅のウッドデッキなどへの活用をはじめ
人が歩く場所だけでなく、車道における利用も想定されているとか。
廃プラスチックを原料とする再生材は、これまでにも存在しますが
ポリエチレンやポリプロピレンなどの
リサイクルしやすい一部の種類に限られていました。
なかでも、海洋プラスチックや、スナック菓子に使われるアルミニウムを貼り付けたものは
複数の素材が混ざっていたり、汚れがはげしかったりと
再利用されずに埋め立てや、焼却処分となってきたわけですが
新しい再生材は、こうしたプラスチックを選別せずに製造ができるようになるそうです。
「捨てればゴミ、分類すれば資源」という言葉は、けだし名言ですね。
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